新卒採用と中途採用では目的が異なります。
中途採用(転職)と新卒採用の違いA
企業はどのような人を採用したらいいか?
転職と中途採用の違い@(対転職希望者用)では企業側は転職希望者の面接で見るポイントとして スキルを重視して見るということを書いたわけですが…
◎企業として大切なのは
“よりポテンシャルのある人材を採用することができるか”です。
AさんとBさんがいたときどちらを採用していますか?
Aさん…
・ コミュニケーション力に長けている。
・ ポテンシャルが非常にあることが分かる。
・ 自己分析OK、長所のアピール、短所の認識。
・ やる気やポテンシャルを アピール。
→面接では高いポテンシャルをアピールしました。
Bさん…
・ コミュニケーション力はごく普通。
・ それほどのポテンシャルを秘めているとは感じさせない外見。
・ 転職のためにコツコツと努力し、関連資格を取得。
・ 自身の持つスキルに沿ってアピール。
→面接では、経歴の説明、将来のビジョン、なぜその資格を取ったのかなどを丁寧に説明。
企業人事の立場から見て…どちらを採用したほうが良いでしょうか?
■結論:Aさんです。
え!?転職と中途採用の違い@と書いてること違うじゃないか…
そんな言葉が聞こえてきそうですが、Aさんを採用するべきです。
転職と中途採用の違い@はあくまで転職希望者側の心構えのためのものです。
転職希望の方はBさんを意識した面接をするべきですが、企業担当者はAさんを採用するべきです。
◎中途採用おいてよくあるケース:<ポテンシャルよりもスキルを重視した>採用です。
例)
Cさん…経理の経験5年 30歳 経理の実績あり コミュニケーションはそこそこ
Dさん…経理の経験2年(ただし派遣の経験:経理の前は営業職) 26歳 高学歴 コミュニケーションOK
(Dさんには募集の経理職は若干難しい)
CさんとDさんがいると多くの場合Cさんの方が安心して職務任せることができるから
と言う理由で、Cさんが採用されるケースが殆どでしょう。
企業はDさんに会っても経験が足りないという理由で採用を見送り、Cさんのような人が応募してきてくれるのを待ちます。
(本当にこんなことが日常茶飯事に起こっているのです。時にはCさんのような人が現れるまで採用を延ばしてでも待つのです。。)
これってナンセンスです。
良い企業は必ずDさんを採用します。
何故なら、それはDさんであればすぐにCさんのスキルを抜いてしまうからです。→早ければ1年ぐらいで抜きます。
伸びる企業の条件
・優秀な人材・ポテンシャルの高い人材を採用し、受け入れる仕組みがある会社
→多少スキルが足りなくても・教育等でそれを補う力を持つ企業は伸びます。
逆に採用する人のスキルに頼りすぎる企業は成長が止まります。
→何故なら…
教育する仕組みがないと企業に足りない穴を補う以上のものが「ない」 からです。
「伸びる」人をたくさん抱えている企業は強いです。それは人の成長力こそ企業の成長だからです。
例え中途であっても 優秀な人を「育てられる」企業が強いのです。
Cさんの成長力なんて、たかがしれており「穴」埋めるだけですが、
Dさんは必ず数年後に「おつり」を与えてくれるのです。
だからAさんとBさんのケースでもAさんを採用するべきなのです。そしてAさんを育てるべきなのです。
そのような採用で成功しているのが世界の「グーグル」です。
グーグルは優秀な人材の採用にもっとも力をいれ、爆発的な成長力を持つ企業にまで成長してきました。
企業の人事担当者へ
DさんのポテンシャルにCさんの経験を持ち合わせた人がベストなんでしょうが、
そんな人にはめったにお会いできません。
この採用難の時代なのですから
中途採用だからといって即戦力にこだわりすぎてはいけません。
まずは社内で教育体制を整えるところから始めましょう!!
今は景気が良く、どこの企業も中途採用で人材を採用しようとしています。
そのため優秀かつそれ相当のスキルを持つ人材は取り合いで、
かつその総数は少ない!だからこそスキルにこだわりすぎてはいけません。
企業のポテンシャル採用(人物重視採用)の背景に関しては
『採用の動向』で特集してあります。
コメント
人材紹介のキャリアアドバイザーをやっているとCさんとDさん両方を担当していたりするんです。
そして「Cさん」ばかり採用をしている企業を見て「Dさん」を採用すればいのに、なんていつも思うんです。
ですから中途採用だからと言ってスキルにこだわりすぎることは良くないのです。
新卒採用のようにポテンシャルを見ることも大切なのです。
